5泊7日のパリ旅行記
(第4回・最終回)【ルーブルを歩き倒せ!】
滞在中の朝食は、ホテル地下の
小さなレストランでバイキング。

バゲットやハム、ソーセージ、チーズが数種類、
ちょっとした惣菜(豆を煮たカスレ?やキノコのソテー)、
各種フルーツ、オレンジジュース、グレープフルーツジュース、
ゆで卵、コーヒー、紅茶、エスプレッソ、
メニューはほぼ変わりませんが、
好きなものを好きな量食べられます。
味もよく飽きませんでした。
毎朝気持ちよくスタートを切れました。メルシー!
はい、ルーブル美術館です。
(一般的表記はルーヴルらしい。そうなん?)
朝食後、サンラザ―ル駅から
バス(27番)で行きました。
サンラザール駅は
パリとフランス各地を結ぶターミナル駅。

徒歩でもホテルからせいぜい30分、
先日のオルセーから徒歩10分の距離です。
メトロでも行けます(14号線が地下の入口と直結)。
晴天です。広々とした庭園を
かつて王宮だったの巨大な建物が
ぐるりとコの字型に囲んでいます。
広ーーいでかーーい。
端から端までしばらく眺めていると
現実感がなくなってきます。
スマホのフレームになんてとても収まりません。
この眺めは死ぬときの走馬灯にきっと出てくるな…


庭園の中央に1980年代に加わった、
ガラスのピラミッド。
ここが入口。地下に降りて入館です。
入館料は22ユーロ(約4000円)。
日本から予約しました。
開館前ですが行列が始まっています。
ピラミッドの入口に向かって、
コの字の右がドゥノン翼、左がリシュリュー翼、
両翼をつなぐ正面の建物がシュリー翼。
いずれもルーブルにまつわる
著名人の名前とのことですが、
誰だかわからずおぼえられません。
常時3万5000点を展示、
オルセー約4000点の約9倍です(所蔵は50万点)。
オルセーでひいひい言っていたのに…
すべてしっかり見るのはもちろん不可能。
なので、いわゆる名品鑑賞に重点をしぼって
気になるものをひろっていく方針で臨みます。
館内マップによれば、3つの「翼」はそれぞれ4階建て。
翼の各階に、古代ギリシャ、ローマ、オリエント、
イスラム、中世ヨーロッパの絵画や彫刻など、
テーマごとの部屋が設けられているようです。
フロアは多いですが意外と構造はシンプル?
これなら順序よく巡れば迷わず回れそう。
まずは、まっすぐ中央(と思われる)階段をのぼり、
「サモトラケのニケ」をめざします。
見えてきた! これは目立つ かっこいい!

モナリザの展示室が同じ階のようなのでそちらへ。
大勢の人に囲まれています。
思ったより小さめです。

すぐ隣の部屋には「民衆を導く自由の女神」。

順調です。
なんだかわからないけど気に入った彫刻

壁という壁にはみっちり絵が飾られています。

予想はしていましたが加減というものを知りません。
あれ、またニケだ? おかしいな。いつの間に戻った?

階数の表示が、当ブログ第1回でちらっと触れた
フランス式であることも理解を妨げます。
(1階が0階なので、2階が1階、2階が3階とずれる)
ここは何階だっけ。ミロのヴィーナスはどこだ?
歩けど歩けど展示また展示。ここさっき通ったような?
今いるのが〇〇翼なのかも既に見失いました。
あっちの部屋に入りこっちの部屋を抜け、
階段を上ったり降りたり(ショートカットできる階段も多い)
RPG…迷路… え、吹き抜けスペースがあるの?
(その後、またニケのところに出てしまうことになります)
美術作品を見てるのかウォーキングしてるのか
よくわからなくなってきました。足が棒のようです。
ミロのヴィーナスにはたどりつきました。

とはいえ。
歴史的な名品はやはり目の保養でした。
ありがたやありがたや
ナポレオン1世の戴冠式

いかさまトランプのやつ

乳首つまむやつ

あれ、フェルメール(レースを編む少女)見逃した…?
まあフェルメール小ちゃいしな…
【教訓】
いくらなんでもテーマぐらい決めて
事前にルート確認しておくべき
ちなみに。
ルーブル美術館、おとといのオルセー美術館、
ポンピドゥーセンター(国立近代美術館)は、
パリの国立美術館トップ3。
ルーブルは中世より前の作品を所蔵・展示。
オルセーは近代美術(パリの黄金時代)、
それ以後の作品(現代アート)がポンピドゥー。
こんな感じ。

大改修前で通常の展示はされておらず。
2030年にリニューアルオープンとのこと。
右岸2区モントルグイユ通りへ足を延ばして
ブレッツカフェという人気のお店で
ガレットとシードルをいただきました。
ほっと一息。めちゃうまい

※※※
翌日は最終日。夕方の飛行機までの時間に
時間の許す限りパリを散策、
オランジュリー美術館にも行きました。
モネの「睡蓮」を展示するために
整備された美術館です。
2つの睡蓮の間では、
訪れた人たちが睡蓮の絵に囲まれて、
思い思いの時間を過ごしていました。

毎日圧倒されっぱなしで
振り返ると夢を見ていたかのようです。
天気にも恵まれ、夏の盛りにもかかわらず
快適に過ごせました。
今度はパリの夜を体験してみたい。
オルボワー(さようならまた会う日まで)

最後まで読んでいただきありがとうございました。
やはり最後はセーヌ川とエッフェル塔

MH


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