認知症の人に話が通じず、いくら教えてもダメ。「いいかげんにしろ!」と怒鳴ってしまう……。認知症が進むと、気持ちをうまく言葉にできなくなります。行動も不可解で、徘徊や火の不始末など、本人や周囲の人に危険が及ぶ行為もみられます。認知症の人がなにを考え、どのような気持ちでそのような不可解な行動をしているのか、わからない……。いくら親でも、これまで一緒にすんでいた配偶者でも、認知症の人の気持ちや行動が理解できないと混乱するだけです。まずは、認知症の人がすんでいる世界を理解しましょう。認知症の人にとっても、介護者にとっても、ラクな介護になるコツをお教えします。