リンゴ・リンゴ・リンゴ(2024年10月28日)

リンゴ・リンゴ・リンゴ(2024年10月28日)

10月のとある週末、友人を訪ねて信州へ。
信州の山並みや、珍妙な光景(宙に浮かぶ茶室などなど)を楽しんできました。

この時期、信州といえばリンゴです。
産地だからとて、わざわざ買いこまなくても……とは思ったのですが、
袋にどっさり入ってワンコイン。見逃すことができませんでした。
購入したのは、信州「りんご三兄弟」の長男として売り出し中の「秋映」と、
リンゴ界の古参「紅玉」です。

右端の濃い色が秋映、左2つが紅玉

リンゴといえば「ふじ」というイメージが強かったのですが、
最近は「秋映」がお気に入りで、東京でもたびたび口にしておりました。
サクッと歯ごたえよく、甘みと酸味のバランスのとれた濃厚な味わいで、
サイズがこぶりなことも、少人数世帯にはぴったりなのです。
今年の秋映シーズンはほぼ終了しましたが、来シーズンが楽しみです。

「紅玉」は、やわらかな果肉のすっぱいリンゴです。
アップルパイには紅玉、というか、紅玉を入手したからには
アップルパイを作らねば……という心の声にしたがい、
紅玉を甘く煮て、市販の冷凍パイ生地に挟んで焼き、
食後のデザートにいたしました。

***

リンゴといえば、この夏、もうひとつのリンゴ産地である青森に行き、
シルバニアファミリーのおうちか!? と思うような可愛らしい、
「りんご史料館」というところも訪れておりました。
そこで初めて知ったのが「わい化栽培」という言葉です(あとで調べたら、園芸界では当たり前のように知られている用語のようでした)。
「わい化」は「矮化」と書きます。

要するに、リンゴの木はどんどん小さくなるように改良されてきた、とのこと。
木の背が低ければ、管理も収穫もしやすいからと解説されており、納得したしだいです。
世の中、知らないことばかりだなあ。

AY

蔦の絡んだシルバニアファミリーのおうち……ではなくて、りんご史料館